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食べ物と癌 |
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健康と病気と青汁 |
食べ物と癌の関係で、最近とくに注目されているのが、高脂肪食と乳癌・大腸癌の関係です。どちらの癌も近年急速に増加しており、脂肪の多い食事を摂取する人がかかりやすいことが分かってきました。現代の食生活は欧米食が中心となり、肉・卵・乳製品など高脂肪食・高タンパク食に偏りがちとなっていいます。反面、野菜やマメ・イモといった日本人が古来より摂取してきた食品は減っています。このままいくと、乳癌・大腸癌はますます増加し、とくに今の若い人たちが癌にかかりやすい35〜40歳を過ぎる頃には、どうなってしまうのか本当に心配です。厚生省も国立がんセンターも、野菜を食べるように指導はしていますが、まだまだ食生活の悪化に対する危機感が足りないように思えます。ちなみに、乳癌の罹患率は、女性の癌の第1位で、22人に1人、20歳を過ぎると癌年齢と言われています。大腸癌は胃癌に次いで第2位の癌で、年々直線的に増加しており、2015年には胃癌を抜いて第1位になることが予測されています。30歳代から発症リスクが増加します。 幸いなことに、現代の医学では、乳癌も大腸癌も早期に発見し治療すれば治る可能性が高くなります。つまり、早期発見が重要ということです。乳癌の早期発見にはマンモグラフィーがおすすめです。ミリ単位での癌の発見が可能です。近年行政の乳がん検診には導入されていますが、自分で病院を受診して検査を受けてもかまいません。ただし、マンモグラフィーは、撮影装置が定められた規格以上のものでなくてはならず、またレントゲン技師や診断医が一定レベル以上の特別な資格を持った者でなくてはなりません。つまり正確な診断には、それだけ高度な専門性を必要とするということです。行政の検診なら大丈夫ですが、自分で医療機関を受診する場合はそれらを調べて受診した方がいいと思います。 大腸癌は大腸ファイバースコープ（大腸カメラ）を行えばただちに診断できますが、いきなり肛門からカメラを入れて調べてほしいという人も少ないでしょうから、まずは便の潜血反応をみればいいと思います。便に血が混じっているようなら、カメラをしなくてはなりません。もちろん便の検査は100％完全ではありませんから、症状がありおかしいと思ったら、カメラをするべきです。大腸カメラでは、ポリープ程度のものならその場で切除できますから、治療を兼ねることもできます。 いくら検査方法がよくなったといっても、癌である以上かからないことが一番です。そのためには、脂肪過多の食事をやめて、野菜大量の食事にすることが必要です。そして、同時に青汁もたくさん飲むべきでしょう。併用することで、効果はぐんと高まります。癌年齢が徐々に低下してきていることもありますので、まだ若いと思っているうちから始めることです。これからの時代は、一家そろって、子供のうちから野菜を食べ青汁を飲む習慣をつけることが、ますます重要になります。親が食べなければ子供は食べません。青汁も親が飲まなければ子供も飲みません。親がすすんで野菜を食べ、青汁を飲むことが肝要です。 |