食塩の摂取量

健康と病気と青汁

世界がん基金のがん予防14ヵ条

エイズ流行が心配されている

ヒトは病気しなければ120歳まで生きる

食べ物と癌

大豆の植物エストロゲン

イソフラボンの内分泌攪乱作用

食塩の摂取量

胃癌におけるピロリ菌と食塩

乳癌増加の原因

乳癌・大腸癌と高脂肪食

メタボリック・シンドローム

体重計に乗るよりウェストを測ろう

魚はどのくらい食べたらよいか

胃食道逆流症(GERD

食べ物と膵癌

WCRFAICRが共同で出版した報告書「食物・栄養と癌予防」では、胃癌の「確実」なリスク上昇の要因として、「塩分」と「食品塩蔵」を挙げています。

愛知がんセンターの高食塩食とピロリ菌によるラットの発癌実験でも、食塩の摂取は胃の発癌を促進する作用をもち、それは用量依存性であること、つまりたくさん摂るほど作用が強くなること、が分かっています。

どちらも簡単にいえば、塩の摂りすぎは胃癌の発生につながり、量が多いほどリスクは高くなるということです。

国立がんセンターは、がんを予防するための12か条の中で、1400グラム以上の緑黄野菜・果物と食塩を控えるようにすすめています。

また、厚生省は健康日本21の中で、健康のためには食塩110グラム未満にするようすすめています。

食塩の摂りすぎは、他にも高血圧、腎臓病などによくないことが分かっています。

高血圧症では、一般的には16グラム以下にした方が良いと言われています。

腎臓病では、進行してくると13グラム以下というきびしい制限も必要になります。

外食やインスタント食品にはかなりの塩分が含まれています。

たいていのそうした食品は、2食もすればオーバーしてしまいます。

1710グラム以下にしようと思っても、かなり意識して努力しないと、塩分制限は難しいようです。

ただ、薄味に慣れてしまうと、塩辛いものが食べられなくなるということがあります。

そうなればもうしめたもので、そう努力も必要なく制限できるようになります。

少しの間我慢して、早くなれることが肝要です。

参考:

人に必要な塩の量は、11.5グラムといわれています。

食塩を1粒も加えない食事でも、13グラムの塩を摂ることになるそうです。

食塩無添加の食事でも塩は足りていることになります。