乳癌増加の原因

健康と病気と青汁

世界がん基金のがん予防14ヵ条

エイズ流行が心配されている

ヒトは病気しなければ120歳まで生きる

食べ物と癌

大豆の植物エストロゲン

イソフラボンの内分泌攪乱作用

食塩の摂取量

胃癌におけるピロリ菌と食塩

乳癌増加の原因

乳癌・大腸癌と高脂肪食

メタボリック・シンドローム

体重計に乗るよりウェストを測ろう

魚はどのくらい食べたらよいか

胃食道逆流症(GERD

食べ物と膵癌

最近乳癌が増加している。
年間約30000人の女性が罹患しており、1970年の約3倍に増加。
30
歳過ぎると急に増え、危ない。
40
歳代後半と60歳代前半がピーク。
日本人女性が乳癌にかかる確率は、25人に1人。
今後、女性のトップの癌になると予想されている。

■乳癌増加の原因

1.食生活の欧米化
高カロリー、高脂肪食は発癌を促進する。
米国在住の白人女性、日系人女性はほぼ同じ罹患率で、これに比べ日本在住の日本人女性は罹患率がはるかに低い。この日本人女性がアメリカへ移住し白人と同じ生活をすると、白人と同じ罹患率になる。食生活などの環境因子が乳癌発生に重要な因子であることを示唆する。

2.晩婚あるいは未婚
女性ホルモンのエストロゲンは、発癌しやすい環境をつくり、癌の発生を促進する。
最近の女性の晩婚化や未婚というライフスタイルの変化が、エストロゲンの多い環境をつくりだしている。出産をしなかったり、授乳をしなかったり、授乳の期間が短いとエストロゲンの多い期間が長くなる。
初経年齢が早い、初産年齢が遅い、閉経年齢が遅い、というのも同様にエストロゲンの多い状態となり危ない。

3.肥満
閉経後の肥満は発癌を促進する。
閉経後の肥満女性では、肥満でない女性に比べて脂肪組織でつくられる卵巣外エストロゲンが多い。乳癌増加の中で、とくにこの閉経後の発生が増加している。
成人で身長が高い、運動の習慣がないというのもリスクが高い。

乳癌は現代の食生活、ライフスタイルに関係が深いことが分かった。
改められる部分は改め、少しでもリスクを減らしたい。
肉や卵、乳製品を中心にした欧米食を改め、できるだけイモ・マメ・ナッパ(野菜)を多くとり、これに青汁を加えて、乳癌をはじめとする癌からサヨナラしたいものだ。

青汁を加えれば、この野菜食でも摂りきれないビタミン・ミネラル・繊維を、十分に補給することができ、リスク減少効果をもっと大きくできる。

乳癌は早期に発見治療すれば治る病気。
早めに医療機関を受診するか検診を受けるなどして、早期発見に努めることも重要。