食べ物と膵癌

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食べ物と癌

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食べ物と膵癌

日本内科学会雑誌(2005年、第94巻、第9号)に食事と膵癌の話がのっていたので紹介します。

102回内科学会講演会シンポジウムをまとめたものだ。

膵臓は炭水化物、脂肪、タンパク質など食事の消化や吸収に密接に関係しており、当然食事が膵癌の危険因子となることは考えられる。

膵癌の30%が食事に起因すると考えられているから、結構関連性が高い。

しかし、膵臓は直接食べ物に触れるわけではないので、どのようにして影響するかは分かってない。

これまでの研究で分かっていること。

総摂取エネルギー(食べる量)が多いほど、膵癌発生が高い。

欧米での疫学調査では、BMI上昇でわずかに膵癌の危険度上昇。

BMI30以上では、正常(BMI22)に比べて膵癌発生が19%高い。

食べ過ぎると、過酸化脂質による膵でのDNAの損傷がおこり、膵癌が発生しやすくなると考えられている。

脂質摂取の多い国や地域で、膵癌発生率が高い傾向あり。

日本でも脂肪の摂取量増加に伴い膵癌が増加。

動物実験で、高飽和脂肪酸食投与で、発癌物質による前膵癌病変の発生頻度が高くなる。

大部分の報告で、野菜・果物の摂取は膵癌に対して予防効果を発揮する。

やはり、膵癌に対しても青汁はたくさん飲むべきだ。