理想の食事 |
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青汁の効用と実際 |
食べたものによって健康が増進され病気も防ぎ治すということができれば、もっとも自然であり理想的なことです。 その効力をもつ食事は、減食(蛋白質、脂肪、糖質は必要最小限)、減塩と同時にアルカリ、ビタミン、ミネラルを豊富に、むしろ多すぎるくらいにするというもの。 食材は安全自然な食品を主とし、危険な農薬や環境汚染物質に汚染されたり、有害な薬剤、色素、人工調味料などの添加されたもの、そのおそれのある加工、貯蔵、既成食品、インスタントのものは、できるだけさけることが必要ということ。 すなわち、一言で言えば、栄養完全・食材安全でその少食が望ましい。 主食 白米はアルカリ、ミネラル、ビタミンが少ない。バランスを完全にするには良質のナッパが約3倍必要。腹ごたえがよくないので、つい食べ過ぎる。この点玄米が好ましい。玄米なら、バランス補正に同量のナッパでよい。 小麦粉は、ビタミンは多いが加工品には添加物の害がないとは言えない。栄養バランスは2倍のナッパで完全。 そば粉は、ビタミン、ミネラルも多く、同量のナッパで完全。 マメ類も同量のナッパで完全。 イモ類はさらにすぐれ、半量のナッパで完全、満腹感も大きい。 主食は、米よりは小麦もの、むしろ雑穀がよく、マメ、イモはさらによい。 蛋白食品 肉類は一般にアルカリ、ミネラル、ビタミンに乏しく、完全にするには良質ナッパ2〜3倍が必要。また、危険な薬品(飼料中の農薬や添加物など)の汚染があり、加工品はとくにそのおそれが大きい。さらに、牛、豚、鶏などの脂肪は動脈硬化や乳癌、大腸癌の原因となることも知られている。 魚介類はこの点安心だし、全体食べられる小魚類は栄養的にもすぐれている。5分の1のナッパで完全だが、海水の汚染、養殖ものでは飼料にも注意が必要。 卵や乳は栄養的にはすぐれているが、脂肪は牛、豚と同じ性質があり、動脈硬化、癌には注意が必要だし、農薬その他の汚染もおそれがある。鶏卵は2分の1量のナッパで、牛乳は10分の1量ナッパで完全。 そこで、質的には乳が最もすぐれ、次が小魚、卵の順で、肉類はもっとも劣っており、しかも必ずしも安全とはいいきれない。 大豆には動物蛋白に近い蛋白質があり、ミネラル、ビタミンに富み同量のナッパで完全な優秀食品であり、農薬その他の汚染の少ない、良質かつ安全な蛋白源だ。 野菜・果物 アルカリ、ミネラル、ビタミンともにそろって多いものは良質ナッパ類(ホウレンソウ、フダンソウ以外の緑色の強い野菜類)だけで、果物や白い(無色)野菜はもとより、比較的良い黄色菜でも、とても青ナッパ類には及ばない。 で、農薬汚染の心配のない良質ナッパ類を主とした野菜、山菜、海草類を十分多くそえ、なるべく多くを生で食べ、青汁にもする。 調理・調味 調味は簡単に。自然のままか、なるべく自然に近いかたちで食べること。調味はうすく。塩分だけでなく、香辛、刺激物はもとより、糖分や化学調味料も少なくする。糖分は目に見えない主食、ずいぶんカロリーになる。 嗜好品 ことに菓子には十分気をつけること。 菓子、もち、団子、おかき、パンなど皆主食。カロリーの多いものであることを忘れてはならない。 酒また同じ。やめるか控え、少なくとも飲みすぎはつつしむ。 茶、コーヒー類。抹茶、緑茶、番茶はよいが、お茶うけの菓子、紅茶、コーヒーでは砂糖に注意。 タバコやめる。 まとめ 以上、おおざっぱに言って、食べるものの総量を減らし、主食には米より雑穀、むしろマメ・イモ。蛋白質には肉類よりは牛乳、小魚、むしろ大豆。良質ナッパを主とした野菜類をうんと添える。調理は簡単に、味はうすく。嗜好品にも十分気をつける。 というので、昔から健康長寿食として言われている食べ方─粗食、少食、淡白食、菜食、生菜食、乳菜食と一致する。 青汁療法(理想食・青汁)の実際 こちらをごらんください。 |