遠藤青汁の会

青汁奉仕活動の主流

遠藤青汁の会

遠藤青汁友の会

遠藤青汁友の会グリーンライフ

前身は青汁普及会。

昭和29年「青汁普及会」結成にあたっては、当時の社会情勢を勘案して、普及啓蒙とともに青汁の製造頒布の事業を進めて参りました。しかし時勢の推移、運営の複雑さ等もろもろの問題が生じ、一部には初心どこへやら、不良品を出し、営利のみに走るもの、遂には一部告訴事件にまで及び、昭和325月総会において、結成わずか数年を待たずして普及会を解散。

新たに、先生の悲願!一切の営利をかえりみず、社会への奉仕のみを考えた「遠藤青汁の会」を結成。生産部門は関係者で別組織をつくることに決定しました。
以下「遠藤青汁の会」の事業活動の主なものを各略記しますと、

1.自家栽培用のケール(昭和29年アメリカより輸入、キャベツの原種で、周年栽培可能、栄養価抜群)種子の無料配布。

2.各地に出向いての講演会(滞在費等主催者負担)

3.機関誌「健康と青汁」の発行

4.参考書籍の出版

運営のあらまし

1.この会の職員は無給

2.各地より寄せられた原稿も無料

3.出版書籍についても原稿料、印税等すべてを会に寄付。なお大量の書籍を広く各地の図書館、教育関係団体、会の支部等に贈呈してその啓蒙につとめる。(出版費の半額以上の販売収入があったこと皆無。)

4.運営経費は会費、出版物収入、篤志寄付等によって苦しい運営を続けて参りました。

このいとなみ、昨今新聞紙上に、テレビ報道される現在の汚れきったとも言える我が国の社会情勢のありさまに比べ、奉仕ほど心すがすがしいことはありませんねと、先生と語り合う昨日、今日ではあります。

今後の問題点

1億総半病人とも言われる現在の国民の健康状態。かつての細菌感染症主体から体質病とも言われる癌、血管系をはじめ難病が激増し、その対策については欧米諸国でも臨床治療だけでは解決できない。それは食生活との併用によってはじめて健康の道が開けるとまで言われるようになりました。

このような世相を反映してか、世はまさに健康食ブーム。青汁もその例外ではありません。私どもに寄せられるお便りに、いかがわしい青汁によると思われる質問が多くなり、中には市販材料によると思われる青汁の多量飲用で肝障害の方まで出る始末。

7月号に掲載された遠藤先生の記事「もっと良心的であれ」にありましたような例。フリーダイアルによる全国発送等々の誇大広告から、テレビのコマ−シャルまでエスカレートしていると、愛飲者からのお知らせをいただくようにもなりました。

病気の種類にもよりますが、グルメに狂った体質改善には大量飲用が必要の場合が多い青汁。「健康と青汁」廃刊後の各支部、友の会におかれては、今後製品に「遠藤青汁」の商標を明記して、他商品との違いを明確にするとともに、400号までの縮刷版(全3巻)の活用によって、遠藤先生御提唱の食生活のありかた、現代病の解説を学び、また全国から寄せられた多くの人たちの血涙をしぼる難病克服の歓びを今後に伝えていただきたいものだと思います。

最後に愛飲者のみなさんへ

青汁は決して薬ではありません。今の世の中、口に入るものすべてグルメ、グルメ。その結果は、生きていく栄養摂取に大きなアンバランスをきたして病人多発。青汁はこれを正すための方便です。

又、ある学者のいみじくも言った言葉、現在口に入るものすべて人工有毒食品と。無農薬、自然栽培の青汁はこの毒を消す作用のあることも実証されています。幸せの人生を送るため、終生のご愛飲をおすすめしてやみません。

平成3年9月1日  貝原邦夫